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お釈迦様のご生涯『八相成道(はっそうじょうどう)』

5月 6, 2020 by 管理者

仏教の開祖であるお釈迦様は、今から約2500年前に現在のネパール南部とインド北東部との国境付近にあるルンビニーという場所で生まれ、実在した人物として歴史上では伝えられています。八相成道(はっそうじょうどう)とは、そのお釈迦様のご生涯における八つ主要な出来事のことで、八相示現や八相作仏とも言われています。

その八つとは諸説ありますが、「処天宮」「入胎」「降誕」「出家」「降魔」「成道」「初転法輪」「入涅槃」となっており、これらの出来事からお釈迦様のご生涯を垣間見ることができます。

まず「処天宮」とは、釈尊となるべきお釈迦様が自分の生まれるべき国や家族を観察したことで、6本の牙を持つ白象となって私たちの住む世界に降ってこられることを示したもので、「入胎」は托胎とも呼ばれ、白象となったお釈迦様が王妃マーヤー夫人の右脇より母胎に宿ったことを指します。「降誕」はマーヤー夫人がお産のために実家に帰る途中でルンビニーの花園で休憩をした際、無憂樹(むゆうじゅ)の枝に手を触れたその時に右脇からお釈迦様が生まれた瞬間のことで、生まれてすぐ東の方向に7歩進み、右手を天に左手を大地に指しながら「天上天下唯我独尊」と呼ばれる詩を語ったと言われており、「出家」は29歳でこの世の善を求めて修行生活に入り、不条理なことを自分の問題として解いていこうと努力を始めたという意味があります。「降魔」では成道が近いことを知った魔王が、これを阻止するために起こしたさまざまな妨害のことを語り、その後、お釈迦様は深い内観によって人生のありのままの姿を観察し、苦悩や煩悩の発生する原因を突き止めます。この解決する道を見つけたのが35歳のときで、ついに悟りを開き「仏陀」となったことを「成道」と名付けました。「初転法輪」では、悟りを開いたお釈迦様は何日も菩提樹の下で禅を組み、この世の人々に真理の法を説くことを決め、5人の修行者にサールナートという場所で説法をしたことで、「入涅槃」は、妙法蓮華経を説いたお釈迦様が激しい腹痛によって80歳の生涯を終えて涅槃に入ったことを示しています。

これらを私たちの人生に当てはめてみると。大多数の人は出家・降魔・成道・初転法輪の4つが不足しているため、「何のために生まれてなんのために生きるのか」という問題に一度は悩むことになります。八相成道に照らし合わせると、この問題を忘れずにどのように仏教に対し自分の人生を考えていくのかが大事なことと言えるのではないでしょうか。

Filed Under: 歴史

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