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涅槃会の意味や由来は?

1月 1, 2022 by 管理者

涅槃会(ねはんえ)は2月におこなわれる仏事です。仏教の三大行事のひとつで4月におこなわれる花まつりがお釈迦様の誕生を祝う日、12月は悟りを開かれた日、2月の涅槃会(ねはんえ)はお釈迦様のなくなられた日です。いずれもメモリアルとしての意味があり、それぞれ大切な節目の日におこなわれます。お釈迦様をしのびために亡くなられたときの様子を描いた涅槃図を広げて法要を執りおこないますが、2月におこなわれるのは中国にそのように伝わったからで日本でも2月におこなわれます。ただし旧暦の2月は現在では3月になるため寺院によっては3月におこなうところもあります。

歴史はお釈迦様が亡くなられたとされる紀元前383年にまで遡ります。菩提樹のもとで悟りを開いた後は、主にガンジス川中流域で仏教の伝道者として教えを広げることに尽力し、やがて80歳を迎える頃に最期を悟り3カ月後の入滅を周囲に告げて終焉の地で集まった弟子達に言葉を残して涅槃に入ったとされています。入滅とはお釈迦様が亡くなること、涅槃とはあらゆる煩悩や迷いを捨て去るという意味から、涅槃会(ねはんえ)は死ぬことで迷いのない世界に入られた日ということになります。お釈迦様が亡くなられた土地は現在でも聖地のひとつとして多くの巡礼者が訪れ、涅槃でのお釈迦様の様子を描いた涅槃図もたくさん存在します。

涅槃会(ねはんえ)では涅槃図を開き仏遺教経が読経されます。仏遺教経とはお釈迦様が最後に説かれた教えを伝えた経典で、全ての宗派に読まれ重用されてきた経典のひとつです。また普段見ることのできない涅槃図を見られるよい機会でもあり、お釈迦様が頭を北に心臓のある左胸を上に向け西を向いて横たわっている様が伝統的な手法で描かれています。またその周りを取り囲む弟子達や動物たち、沙羅双樹が白い花を咲かせる様などあらゆる手段をもちいて大切な人を失った悲しみの様子を細かく表現しています。

どの宗派でもおこなわれるものですが、全国の都道府県には数多くの寺院があり宗派によって仏具の種類や特色が違うように涅槃図も伝統的な手法にもとづいて描かれていても、保有する寺院によってそれぞれ特色があります。京都市にある泉涌寺が所蔵しているものは日本で一番大きなもので壁の高さよりも長いためコの字に曲げて公開しており、東福寺所蔵のものは芸術性が高く繊細で鮮やかな色彩で知られています。甘酒や団子が振る舞われることもある涅槃会(ねはんえ)ですが、普段なかなか目にすることのできない伝統的な芸術作品を目にするよい機会でもあります。

Filed Under: 催事

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